認知症サポーター養成講座
先日私が所属している行政書士の団体の一つであるかなさぽ『一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部』川崎地区が、成年後見人業務に携わる人を対象に『認知症サポーター養成講座』を川崎区役所大師支所の大会議室をお借りして行われたのですが、認知症についていろいろ学ぶことが出来ました。
認知症サポーターとは何か特別なことをする人ではなく、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」と講師の保健師さんが述べておりました。この養成講座について厚生労働省サイトには以下のように記述されいます。
認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに取り組んでいます。
厚生労働省より引用
認知症サポーター養成講座は、地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小、中、高等学校の生徒など様々な方に受講いただいています。
講習で利用したテキストやリーフレット等がとても分かりやすく、私はこれまで認知症について深く学んだ事がなかったのでとても実りある時間となりました。特に認知症のサインである症状として、正常な『もの忘れと』とそうでない『もの忘れの』違いは簡単に区別できないと思いますが、それでも正常なもの忘れは『出来事などの一部を忘れる』(例えば何を食べたか思い出せない)が、認知症による物忘れだと『出来たごとなどの全てを忘れる』(例として食べたことをそのものを忘れる)の違いがあるそうです。
他にも自覚、学習能力、日常生活、幻想・妄想、人格などで違いが出るそうなので、その差を認証症が始まってきたとのサインとして読み取れるかが早期発見のポイントとなるそうです。認証症は病気ですので早期発見早期治療にこしたことは無いと思います。
85歳以上は症状に差があるにしても4人に1人が認知症だというデータがあります。また、若くても(65歳未満で発症した認知症を若年性認知症と呼ぶそうです)脳血管障害や若年性アルツハイマー病の為に認知症を発症することがあります。超高齢社会の日本は更に認知症を患った人が増えていくことは間違い無いことでしょうから、認知症に対して1人でも多くの人が理解と関心を持つことは大事なことはもとより、自分の両親や何れ自分が歳を取って自分や配偶者が認知症を患う可能性もありますので、今回この認知症サポーター養成講座で学んだことは私にとってとても有意義な講習会となりました。