コラム

緊急事態宣言に伴う雇調金の特例措置

1月8日(金)に厚生労働省より緊急事態宣言に伴う雇調金の特例措置の対応についての発表がありましたので紹介します。

緊急事態宣言に伴う雇用調整助成金の特例措置の対応について

雇用調整助成金については、新型コロナウイルス感染症に係る各種の特例措置を講じてきました。

今般の緊急事態宣言に伴い、1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の知事の要請を受けて営業時間の短縮に協力する飲食店等に対しては、雇用調整助成金の特例措置に係る大企業の助成率を最大10/10に引き上げる予定ですので、お知らせいたします。

その概要については別紙のとおりです。詳細についてはあらためて公表いたします

厚生労働省より引用

別紙は以下になります。要約すると、緊急事態宣言が発出された1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)で営業時間の短縮要請等に応じる飲食店を運営する会社(大企業)に対して、現行の助成率を2/3⇒4/5、解雇等を行わない場合は3/4⇒10/10に引き上げるとの内容です。

飲食店は非正規従業員(パートやアルバイト)が8割を占めていますので、緊急事態宣言の再発出を受けて解雇や雇い止めの急増を回避することが目的ですので、場合に寄ってはこのまま新規感染者が増えていった場合、現状の飲食店にとどまらず前回の緊急事態宣言のように映画館や劇場、スポーツジム、ゲームセンターなどの施設に短時間要請が出された場合はこれらの施設も加わることになろうかと思います。 

緊急事態宣言に伴う雇調金の特例
厚生労働省より引用

緊急事態措置が始まったその日(令和3年1月8日)、夕方から客先訪問であざみ野に出かけていたのですが、用事が終わって事務所に戻る為最寄駅の川崎駅に20時少し前に到着し晩飯でも買おうとアゼリアの地下街に行ったらお店が軒並み閉まっていました。武蔵溝の口で乗り換えた時はまだ20時前だったので飲食店は普通に開いておりましたが、20時15分の地下街はこんな感じでした(;゚ロ゚)
普段はアゼリアの地下街の飲食店、遅い店は23時まで開いておりますので一瞬何事か戸惑ってしまいました。

緊急事態宣言再発出後のアゼリア地下街
緊急事態宣言が再発出されたアゼリア地下街(2月8日20時過ぎ)

 緊急事態宣言の再発出に伴って、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」も変更されました。内容としては事業者に対して、在宅勤務(テレワーク)等を強力に推進して「出勤者数の7割削減」を目指す等が盛り込まれております。今回の緊急事態措置の実地期間は令和1月8日~2月7日までとなっていますが、専門家からは2月7日の延長が必要との声も出てます。また緊急事態措置の実施区域→東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県となっていますが、京都、大阪、兵庫3府県の知事からも緊急事態宣言の再発令の要請が出ております。他にも愛知県からも要請が出る可能性もあります。

新年第1回目のコラムが暗い内容になってしまいましたが、緊急事態宣言の目的は首都圏を中心に、新規感染報告が過去最多を記録し続け、医療体制がひっ迫していることから、何とかこの現状に歯止めをかけ減少傾向に転じさせることが目的だと思います。

今回の緊急事態宣言は昨年の4月から5月に発出された内容よりは諸々緩くはなっていますが、それでも行動が制限されこれだけ新規感染者が増えると顧客はもとより自分や家族、身近な人たちの感染への不安を感じてしまいます。その不安は情報不足が大きく影響されると思いますので、NHKが特設サイトを設けて分かりやすくまとめてありますので、それを紹介して今日のコラムは締めたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

特設サイト 新型コロナウイルス

政府は2021年1月7日、新型コロナウイルス対策で2回目となる「緊急事態宣言」を出しました。政府が対象地域に講じるとしている「基本的対処方針」の内容や、各自治体の対応などをまとめています。

NHKより