開業への道~士業を目指したキッカケ~
こんにちは、社会保険労務士・行政書士の前西原 清城(まえにしはら せいじょう)です。
様々な仕事経験してくなかで、ふと思う事があります。それは、自分はずっとこの先今の仕事で良いのだろうか?
もっと条件の良い仕事はあるんじゃないか。自分の居場所は他にあるんじゃないか・・・若さ故と言えばそれまでですが。
運命の仕事、言い換えると天職に巡り会い、仕事に就けている人は非常に少ないような気がします。自分の仕事にやりがいを持って挑戦し、そして日々成長を実感し、他人から感謝され毎日の生活が充実している。このような仕事に巡り会う事が出来た人は幸せな人かもしれません。
当時の私は、自分にはもっといい仕事があるということが頭にありました。この場合のもっと良い仕事とは単純に日給が高いという一点だったと思います。日給が高ければある意味に何でも良い。そこには、どういう職場でもやっていけるという、自信みたいなものがあったからだと思いますが、一つ所に全くこだわりませんでした。
また、ずっとだれかに雇用されているというのが何となく自分にそぐわない・・・そんな思いをいつも持っていました。
でも、何よりも最大の理由は手に職を持ちたかった!
何故手に職を持ちたかったか・・・私は幼少期母子家庭でした(10歳の時に母親が再婚しましたが)。母は女手一つで私を育てるため、親戚に借金をしてクリーニング屋を始めました。
女手一つで商売しておりますので、大きな商いは出来ませんでしたが、日銭が入ります。お店の立地も良かったので何とか親子二人が生活出来る位の売上はあったようで、ありがたいとことに生活に困ることはありませんでした。
母は貴方も大人になったら手に職を付けなさいと、口癖のように幼い私に話していたのも覚えております。
そんな母をみて育ったので、手に職を持つことが自分達の生活を守ることに繋がることを幼い時から身をもって感じていたと思います。
でも、手に職といっても何をどうしたらいいのかも分からず、キッカケがなかなかなかった私はくすぶっていました。
そんなくすぶっていた30代前半、妻の義理の兄が社会保険労務士を取得したと聞きました。
その時に、「あ!これだ!!独立開業できる資格だ!」と。
私の中で火が付きましたよ!
とは言えその時はまだまだ小さな小さな火だったんですけどね。
でも、この小さな小さな火・・・
大きく燈るまでにはもうちょっと時間がかかります・・・