開業について

開業への道~私の職歴①~

こんにちは、社会保険労務士・行政書士の前西原 清城(まえにしはら せいじょう)です。

さて、開業にいたるまでの私の職歴について紹介したいと思います。

前置きとして、日本社会って、転職が多いと就職活動では非常に不利になりますよね。

私も過去に採用側として中途採用者を採用する立場にあったのですが、履歴書を見て過去の転職歴が多いと言う事は一つのマイナス材料として見ていました。それは単純に転職が多いと言うことはその仕事に携わっいた時間が短い=業務の習熟と理解が充分に備わっていない、と判断します。
企業としては長期に腰を据えて働いていただきたいと思っていますので、転職歴が多い人の場合、うちの会社は腰掛けかな?と思ってしまうこともあるかもしれません。
他にも、単純に対人関係に問題があるトラブルメーカーなのかな、こらえ性ない人なのか等々いろいろ勘ぐってしまいます。まぁ、ほぼほぼプラス材料になることは無いと思います。

前置きが長くなりましたが私は転職が多かった口です。念のためお伝えしますがトラブルを起こして辞めたということは一度もありません。どの職場でも同僚、先輩とは非常に上手くやっていましたし、会社に対してもサラリー分の仕事はしてきたと思っております。ただ、こう思っているのは自分だけかも知れませんが ^_^;

私は学生時代からのアルバイトも含めるとかなりの数になりますし、様々な職種を経験してまいりました。特に20代の頃はアルバイトとは言え色んな世界を知ることが出来ましたし、貴重な体験をしてきました。
新宿の50階以上もあるビルの窓拭きをする経験がありました。ビルの外壁に据え付けてあるゴンドラに乗るのですが当初は恐くて足がガクガクでした。何せ私が上京した時の沖縄は那覇市にある日航グランドキャッスル(現ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城)の地上20階が一番高い建物で、地元民なのでそんなホテルに宿泊する縁もなく、いきなり上京して間もない頃での地上50階以上のビルの屋上に立ったとき見えた景色に驚愕し、ビルの壁に付いているゴンドラの恐怖は今でもハッキリ覚えております。

生まれて初めて新幹線に乗ったのもアルバイトでの経験でした。
会社の重要書類を東京から仙台に新幹線で運ぶのが仕事だったのですが、それだけの交通費と人件費を掛けて運ぶ書類の中身が非常に気になりながらも初めて新幹線に乗ったときの揺れの無さは非常にビックリしました。その日のことは30年経った今でも覚えております。
私が経験したアルバイトを含めて経験して来た職業は以下の様になります。

  • ドライバー(仕出し弁当、赤帽、宅配便、道路清掃の散水車)
  • 携帯電話の電波調査
  • ビルの窓ふき
  • プリント基板の製造業(クロムメッキ、金メッキ担当)
  • 建設業の総務人事、マンションコンシェルジュ派遣会社の総務
  • 運送業の運行管理者、整備管理者
  • 運送業の経営担当者 等々

ドライバーに関しては、他にもダンプ、クッカー車,タクシードライバー、物流会社の路線便など複数種類を経験しております。改めて列挙すると自分でもビックリです。平均すると一つの会社に3年程度しか在籍していない計算になります。大半は学生時代のアルバイトですが本当に色々な仕事に携わってきました。とってもいい加減な人間に思われそうですが・・・

さて、これだけ転職してきたわけです、普通は自慢できるものではありませんし逆に恥ずかしいことかもしれません。転職する場合は大きなマイナス材料になるのは間違いないでしょう。が、それは企業に雇われる場合の面接の時だけかもしれません。視点を変えて、私は社会保険労務士・行政書士として独立し、これから色んな企業の方々と接していくわけです。

そうした時に、この転職が多いという事は広範囲にわたる企業と接して行く士業にはプラスになるかもしれません。
過去に経験した業種の事業主からの相談があった場合、きこれまで様々な業務に携わって得た知識、経験は、これから士業として業務をしていく上ではきっと活かされる!と勝手に思っています。