手続の簡素化の為に5月20日にオンライン申請が始まり、不具合によりシステムが即日に停止になってずっと改修作業を行っていた雇用調整助成金オンライン申請が、昨日の正午頃から再び再開されたのですが、またもや不具合によりシステム停止になっております。

雇用調整助成金、オンライン申請が再停止

日経新聞より引用

システムの停止が先月20日で、それから2週間以上の時間を費やして、再開出来たのもつかの間、わずか3時間弱で再び停止になるとは非常に残念です。

私は14時過ぎオンライン申請が復活したと聞きましたので、利用者登録をすませ早速ログインしてみました。社労士しての申請者情報を入力し、顧問先の申請を始めるべく処理を進めて行きました。顧問先の銀行情報の終わった段階で1回保存し、添付するPDFファイルを確認すべく、一旦ログオフしてそれから15分位たったでしょうか。

アップする準備が整い、いざ申請と再度ログインすべく、申請の際に登録したメアドとパスワードを入力してログインボタンを押すと、下の画像にありますように『システム障害が発生し、システムの提供を停止しています。ご迷惑をお掛けしますが、復旧後にご利用をお願いします』との赤文字で案内が出ました(-_-;)

あれ、メアドかパスワードを間違えたかと思いつつ、再度トライすること数回、やっぱりログイン出来ずシステム障害が発生した画面が出るばかりです。よく考えると私はメアドはATOKで単語登録してるので、メアドと入力したらメールアドレスが変換されますので、間違えようがありません。パスワードも都度新しいのを入れるのではなく、セキュリティ的には問題ですが、よく使っているパスワードの一つを使っているので間違うわけがなく、画面の案内通りシステム障害だなと思って、障害情報がアップされていないかネットをみても、14時40分頃だと情報は上がってなく(見つけきれなかったかもですが)、15時位にはブラウザの画面が『502 Bad Gateway』になってしまい、このエラーメッセージをググるとサーバー側の問題であると確信し、申請作業は一旦諦めことの成行を見守っておりました。

小一時間位たったでしょうか、16時18分にヤフーニュース(出典:時事通信社)でまた個人情報流出　オンライン申請再停止と速報が出ました。

雇用調整助成金、また個人情報流出　オンライン申請再停止

　厚生労働省は5日、休業手当を支払った企業に支給する雇用調整助成金のオンライン申請で、システムの不具合から再び利用を停止したと発表した。 企業が申請した個人情報を、別の会社が閲覧できる状態になっていた。原因の調査を急ぐが、再開のめどは立っていない・・・

引用:ヤフーニュース

記事を読むと添付書類としてアップした給与明細や出勤簿が、アップした申請者以外の人からも閲覧できる状態になっていたとか。幸い私はまだ個人情報が含まれた申請書や添付書類(給与明細や出勤簿等)をアップする前でしたが、申請するお客様の会社名や住所、支給決定した後に振り込まれる銀行口座は既に登録をすませておりました。

今日現在で、特に厚生労働省のこのシステムの担当者等から何の連絡も来ておりませんので、入力した情報が外部の人に閲覧出来る状態になっていなかったと思いたいですが、私が入力したお客様には昨日電話にて一報を入れまして、月曜日に訪問し、今回の件の事情説明に行きます。

昨日のオンライン申請の画面、システムのことよく分からない素人の私が見ても、申請の為の種々の入力等がある訳でなく、既に紙ベースで出来上がった申請書や添付書類、若しくはPC等で入力したExcel形式の申請データ(電子ファイル)のアップ、添付書類をPDFやjpeg等で添付して送るだけの、見た目には簡単なシステムにしか思えなかったので、再びこういうことが起きると言うことは非常に残念で、またちょっと信じがたいです。

現実問題として、今回のオンライン申請は紙ベースで申請書一式を準備した人は、どれほどの利用価値があるのか私には分かりません。このオンラインシステムが不安定な状況下では、普通に郵送で送った方が間違いがない気がします。

ただ、今後システムが復旧し、私のようにPCで申請書を作って、添付書類もお客様からPDFでもらっている場合は、必要な入力の手間はわずかでしたし、添付書類をアップすれば良いだけなので、非常に楽に思えたのも事実です。今回は復旧までにどれだけの時間を要するのか分かりませんが、みたび同じ事が起こらないように、システム関係者には十分な改修作業時間を確保してあげて、しっかりとシステムの運用検証を行った上での再開を願います。

本日は以上となります。最後までお読みいだだきありがとうございました。