コラム

雇用調整助成金、上限15,000円引上決定!

昨日、6月12日に、新型コロナウイルス対策を柱とした2020年度第2次補正予算案が参院本会議で可決致しました。一般会計の歳出総額は補正予算として過去最大の31兆9114億円になるそうです。可決を受けまして、雇用調整助成金の上限額が現行の8,330円から、15,000円に引き上げられました。そして、既に雇用調整助成金を支給された事業者に対して、特に手続不要で追加支給も本決まりとなり、申請代行を行っている社労士としては率直にほっと致しました。

併せて、飲食店等の事業主からテナント料の支払が非常に厳しいのだけど、家賃の補助金はまだなの?と、聞かれることが多かった、「家賃支援給付金」が新たに創設されました。また、休業手当を出してもらえない従業金に直接支払う「休業支援金」の創設、他にも持続化給付金の対象拡大、無利子・無担保融資の大幅拡充などの支援策がスタートすることになります。

上限が15,000円に引き上げられる迄保留していた申請が何社かありますので、週明けからは忙しくなりそうですが、気を引き締めて迅速な給付決定まで頑張らねばと、改めて自分に気合いを入れ直しました。

雇用調整助成金上限引き上げ

オンライン申請システムはまだ復旧しておりませんので、郵送又は最寄りの助成金センター又はハローワーク迄直接持って行くことになるかと思いますが、何れにしましても上限額が15,000円に確実に引き上げられるかの答えを待って申請を控えていた事業主や社労士の先生方もおられるでしょうから、来週月曜日からは申請が増えて、それが原因で支給が大幅に遅くならないこと願うばかりです。

本日は以上となります。最後までお読みいだだきありがとうございました。