雇調金、従業員20人以下の事業主には朗報
昨日は待望のオンライン申請の受付が始まった初日でもあったのですが、1時間でシステムを停止せざるを得ない状況に陥っております。
オンライン申請する人が大量に増えて、サーバーに負荷が掛かりダウンしないか懸念はしていたのですがそれ以前の問題でした。日経新聞によりますと、複数の申請者が同じタイミングでアカウント登録の作業をした場合、同時に登録した別の申請者の個人情報が表示されるケースがあったとか。思わず何だそれはと叫びたくなる不具合でした。
システムの運用設計に問題があったのか分かりませんが、たまにシステム障害のニュースを見聞きしてもこんな不具合はほぼ記憶にありません。このコラムを書いている時点でシステム停止から30時間以上経過しているのですが、まだ復旧していないと言うことはよっぽど深刻な不具合なのでしょう。
停止までに約2千人がアカウント情報の登録作業したらしく、その中で申請が出来たのは約60人と言う少なさも気になる所です。日頃からオンライン申請に慣れている社労士の先生方の使い勝手などの情報が待たれる所です。
日本経済新聞より引用
手続の簡素化の視点で見た場合、このオンライン申請は今後の雇調金制度を利便性を格段に上げる重要なファクターだったと思うのですが、初日からつまづく形になってしまったのは残念です。不具合が解消されたのちは大活躍してくれると思いますので、万が一今回の不具合で個人情報が漏洩してて、問題の調査とその再発防止策が終えるまでは暫し時間が掛かるやもしれません。
復旧が終わっておりませんので、リンクから専用サイトに飛べませんが、オンライン申請の流れを紹介します。
新聞やメディア等で、連日雇用調整助成金のニュースを見ない日はない位に世の中、なかんずく中小企業事業主、個人事業主の関心度は非常に高いと思います。今は地方銀行や各都道府県でも相談窓口を設けたり、厚生労働省のフリーダイヤル、大きな都市の助成金センターや各都道府県にある労働局も雇用調整助成金対応の職員を増やしているそうです。
私も確認したいことがあって先週金曜日に労働局に電話したのですが、以前は全然繋がらず電話することを断念した事が何度もあったのですが、その日は3回目で繋がりました。その後、助成金センターにも電話したのですが割とすぐ繋がりましたので、相談窓口が増えて分散したと思われます。
まだまだ厳しい状況は続くと思います。今後は雇調金が使い勝手の良い制度に変わって行くと思います。他にも手持ちの運転資金が厳しい事業主には、みなし失業、休業手当を受け取れない人向けに休業者給付金等の話も出ております。が、現状は特別定額給付金、持続化給付金等も様々問題により地域によっては受取に時間が掛かっております。
何をするにしてもスピードが最優先だと思います。例え手厚い保護があるにしてもその恩恵を被るまでに時間が掛かるようでは本末転倒だと思います。システムが構築にはある一定の時間は時間は掛かるかと思いますが、安定したシステムのオンライン申請復旧が望まれます。
本日は以上となります。最後までお読みいだだきありがとうございました。